こんにちは。クマった商事の広報担当、熊田久真子(クマ子)です。
本ブログの「歩く」コーナーでは、クマった生活がオススメする素敵なお出かけスポットや、私が趣味で沼周辺を散策している様子をはじめ、さまざまな屋外アクティビティの情報をお届けしています。
この日はリニューアルしたばかりの八潮市役所でランチを楽しむため、埼玉県八潮市を訪れましたが、一周大好きガールの私は八潮市のどこかを一周しないわけにはいきません。
今回、私に一周される対象となってしまったのは、垳(がけ)という街です。垳は八潮市の東部に位置し、自然と都市が調和した魅力的なエリアです。
「垳」という地名は、希少漢字として全国唯一の地名であり、文字通り崖を意味します。東西に長い地形で、中川の左岸付近に飛び地が存在するのも特徴です。
今回はこの魅力あふれる垳を一周し、クマ子的な観点で垳の見どころTOP3をご紹介します。
第3位:垳川排水機場
埼玉県八潮市と足立区の境界には垳川という河川が流れており、この河川の東端、中川との接続点にあるのが垳川排水機場です。
大きな排水機場も見事ですが、垳川の足立区側には自然を身近に感じられる神明六木遊歩道が整備されており、水辺と雑木林の風景を楽しむことができます。
排水機場によって堰き止められた垳川は、まるで小さなダム湖のような雰囲気を醸し出しており、沼好きの私にはたまらない癒しスポットです。
またこのエリアでは、釣りや散歩を楽しむ人々で賑わっており、美しい景色が広がる中、都会の喧騒を忘れてのんびりと過ごせる場所として、地域の憩いの場となっています。
第2位:つくばエクスプレス 綾瀬トンネル 八潮口
つくばエクスプレスは八潮駅を秋葉原方面に出発すると、高度を下げて地中の切り通しに入り、やがて長いトンネル区間に突入します。
このトンネルは八潮市と足立区の地下を走り、北千住の手前まで続きますが、この長いトンネルの八潮側の出口が垳の住宅街にあります。
この八潮口の上には歩道があり、つくばエクスプレスを真上から見下ろすことができます。金網越しですが、レンズの小さいスマホカメラであれば、十分に撮影可能です。
足元のトンネル内を高速で走って来るつくばエクスプレスの轟音と振動を感じながら、真下から列車が飛び出してくる様子は迫力満点。鉄道ファンやカメラ好きにはたまらない撮影スポットです。
番外編:中川対岸の飛地
八潮市垳には、少し変わった場所があります。それが中川対岸の飛地です。ここには古新田排水機場があります。
このエリアは近年の急激な都市化に伴って降雨のたびに浸水被害が発生してきたため、その問題を解消するための都市下水路事業として古新田排水機場が作られました。
この飛地は周囲を古新田という街に完全に包囲されており、飛地の垳住人も古新田の町会に参加しています。
この古新田を含む中川対岸エリアは全体的に秘境感が漂い、特別な探索気分を味わうことができるので、実は私も大好きなエリアです。
第1位:菊水堂
できたてポテトチップで有名な菊水堂は、その新鮮さや美味しさで多くのテレビやメディアでも取り上げられていますが、その本社兼工場が八潮市垳にあります。
現地を訪れると揚げたてのポテトチップの香りが漂ってきます。一般のお店ではあまり見かけませんが、通販ではお馴染みの商品です。この日も工場前には出荷のトラックが2台も停まっていました。
菊水堂のポテトチップは化学調味料を一切使用せず、季節ごとにポテトチップに最も適したジャガイモを全国から厳選して使用しているそうです。
お味は一般的なポテトチップよりも薄味でさっぱりしていますが、噛むとじわっと甘みが広がり、自然のままのじゃがいもを食べているような感覚があるのが特徴です。
ポテトチップは野菜だからカロリーゼロだ!と言ってダイエット中の主食にしている友人がいましたが、菊水堂のポテトチップなら少しそんな気もしてしまうので不思議です。
平日であれば工場の直売所で購入することができ、首都高八潮PAでも販売されているのを見たことがあります。さらに、八潮市のふるさと納税返礼品にもなっており、多くの人々に愛されています。
まとめ
今回は、埼玉県八潮市垳の見どころを紹介しました。垳は自然と都市が調和したエリアで、全国唯一の「垳」という希少な地名を持つ地域です。
今回は「垳ふれあい会館」という公民館を起点に、飛地も含めて一周しました。
街の境が私有地となっている場所もあり、また余計な区間も含めての記録となりましたが、全体で約7kmの距離は散策にちょうど良い距離です。
垳の一周は自然や歴史、美味しい食べ物に触れる素敵な体験でした。
皆さんもぜひ一度、垳を訪れてみてください。
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