こんにちは。クマった商事の広報担当、熊田久真子(クマ子)です。
本ブログの「歩く」コーナーでは、クマった生活がオススメする素敵なお出かけスポットや、私が趣味で沼周辺を散策している様子をはじめ、さまざまな屋外アクティビティの情報をお届けしています。
今回は、私のとある休日の冒険をシリーズでご紹介します。
前回の記事では、野田市「こうのとりの里」での素晴らしい体験と観察記についてご紹介しました。
この記事は、その続編として運河駅周辺での散策記をお届けします。
運河駅周辺の第一印象
運河駅に到着したとき、私は「運河」という名前から無骨な駅舎をイメージしていましたが、実際にはオシャレな時計台のような駅舎でびっくりしました。
駅には東口と西口があり、それぞれが駅の玄関というよりも自由通路の入口のような雰囲気です。東口は小さなロータリーがあり、人通りも車も少なく静か。
一方、西口は駅を出るとすぐに、道路と線路に挟まれた狭いスペースにラーメン店や中華料理店が立ち並んでいます。
東武アーバンパークラインは単線のイメージがありましたが、運河駅は2面3線(ホームが2本で3番線まである)の立派な構造。
これはこの駅より柏方面が複線区間、春日部方面が単線区間となっているためで、柏方面への移動には便利な始発駅であることを意味しています。
駅舎の中には運河駅ギャラリーがあり、利根運河や地域の観光スポットを紹介しています。
運河駅周辺のエリア紹介
運河駅周辺は3つのエリアに分かれています。
まず駅の東側北半分は東京理科大学野田キャンパスと池が広がるエリアです。東側南半分には大量の古墳と、まるでオランダのようなオシャレな街並みが広がります。
そして駅の西側は、運河の水運と古くからの街道として栄えた歴史ある街並みが広がり、今でも味噌と醤油の産地として人の往来が多いエリアです。
何より、街の中央を横断する利根運河がこの駅周辺の特徴です。
なお、利根運河はオランダ人技師ムルデルによって設計され、1890年に利根川と江戸川を結ぶために作られました。現在は運河としての役割を終え、地域住民の憩いの場となっています。
今回は、この3つのエリアに分けてご紹介します。
駅の東側北半分:理科大キャンパスと白鳥の池
まず駅の東側北半分を散策します。
このエリアの大半を占めるのが東京理科大学野田キャンパスです。このキャンパスは非常に広く、敷地内には古墳やスポーツジムもあります。
キャンパスの敷地内にある白鳥の池は、1980年に大学の同窓会が開園した理窓会記念自然公園に位置します。
今回は白鳥の池、蓮池を散策しましたが、2.5kmの散策コースで園内全域を巡ることもできます。
また、この日は理科大近くの百香亭野田店でランチを楽しみました。青椒肉絲の炒飯セットに名物の鉄板餃子を頂きましたが、ボリューム満点で、味もコスパも最高!
学生に愛されるお店は間違いないという方程式は健在です。
こちらの詳細はまた次の記事でご紹介します。
駅の東側南半分:西洋風の住宅と古墳だらけの静かな街
ボリューム満載なランチを食べ過ぎてヨロヨロしながらも、駅の東側南半分の散策を始めます。
このエリアには新しい家が多く、静かな住宅街が広がっています。ふとレンガ造りの西洋風の街並みが現れたと思い、その方へ行ってみると「ひつじ公園」がありました。
ここでは西洋風の街並みをバックに綺麗な芝生や花、ひつじのモニュメントがちょっとした海外気分を味わえます。
ひつじ公園を抜けると、流山市営のプールや公園が集まるエリアに出ます。
ここにある森の図書館は、古墳公園の木々に囲まれ、その名の通り森の中の図書館という雰囲気。休日にゆっくりと読書を楽しむのに最適な場所です。
図書館前の古墳公園は木々に囲まれた大きな公園で、園内には多くの古墳が点在しています。古墳の周りを子供たちが元気に走り回っている光景が見られ、歴史と自然が融合した素晴らしい場所です。
このエリアは店舗が少ないのですが、大きなスーパーやドラッグストア、100円ショップが入ったショッピングエリアがあるため、普段の買い物はここだけで十分でしょう。
このエリアは街全体が静かで、時間を愉しみながら暮らすための雰囲気に満ちています。
とても素敵な街並みでした。
駅の西側:歴史と自然が融合する街
そして最後に駅の西側を散策します。
運河駅西口は流山街道に面しており、ここは非常に交通量が多いエリアです。この街道は日光東往還という古道であることから、道幅が狭く歩行者には少し辛いです。
その古道沿いに位置する駒形神社は、1399年に創建されたとされる歴史ある神社です。
この地域は古くから良馬の産地だったそうで、境内には八幡太郎源義家公が奥州出陣の際に立ち寄り、愛馬を繋ぎ憩われたとされる木もあります。
運河水辺公園には広々とした芝生が広がり、街の人たちが散歩や読書、ジョギングなどを楽しんでいる姿が見られます。
浮き桟橋からは穏やかな運河の流れを眺めることができ、街の中心を流れるこの運河が街の人たちにリラックスした時間を提供していることが分かります。
公園の中心には、オランダ人技師ムルデルをしのぶ石碑があり、利根運河の歴史を感じることができます。利根運河はかつて多くの船が行き来した場所で、現在は地域住民の生活の一部となっています。
街中パワースポット:運の河の街
運河駅周辺の街並みは、このように3つのエリアに分かれています。また、アーバンパークラインも運河駅を境に単線区間と複線区間に分かれています。
境界や古墳が多いこと、新旧の融合が街の魅力となっていること、この街で学んだ優秀な学生たちを全国に送り出していることから、私は散策中もこの街にパワースポット的な要素を感じていました。
帰りの電車の切符を購入した際、当然切符には「運河から」と記載されていましたが、私はこの文字を見てハッとしました。
この街は利根川と江戸川という二つの大河から運を集め、全国に運を発信しているのではないかと感じたのです。
今日は午前中にコウノトリを見て、午後は「運の河の街」を散策し、私は大きなエネルギーをもらった気がしました。
まとめ
今回、私は運河駅周辺の散策を通じて、歴史と自然、新旧が融合するこの街の魅力を存分に感じることができました。
駅の東側北半分に広がる東京理科大学のキャンパスと美しい池、南半分に広がる静かな住宅街と大量の古墳、そして駅の西側に位置する歴史ある街並みと運河水辺公園。
それぞれが独自の魅力を持ち、活き活きとした進化を続けています。
今回、特に印象的だったのは街全体に広がるパワースポット的な要素です。古墳や運河、そして街を行き交う人々の活気から、私は大きなエネルギーを感じました。
帰りの電車の切符に記された「運河から」の文字が、まさにこの街の魅力を象徴しているように思えた一日でした。
次回はついにこのシリーズの最終回。百香亭野田店でのランチについて紹介します。
お楽しみに!
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