ご覧頂きありがとうございます。クマった生活のクマゴロさんです。
実は私、2年ほど前に「脱オジサン」を目指して壮絶なダイエットに挑戦し、見事10kg程の減量に成功しました。現在でもその体重をキープしています。
今回は「食品添加物を避ける生活:健康とダイエットのための実践ガイド」というテーマでお話しします。
先日の記事「糖質制限ダイエットの真実:健康的に痩せるための正しい糖質摂取法」では、肥満を引き起こす主な原因を紹介しました。
そのうちの2名である「白い砂糖」「酸化した油と悪い油」については前回までの記事でお話ししました。
今回はついに最後の1人、「食品添加物」についてお話しします。
まだ他の記事をお読みになっていない方は、ぜひ他の記事も合わせてお読み下さい。
この記事は私の経験談や持論を交えています。食品添加物が肥満や健康に悪影響を与えるという情報はネット上にも多くありますので、他の情報も参考にしてください。
食品添加物とは
食品添加物とは、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造や加工・保存を目的として使用されるものです。(厚生労働省のHPより)
これを少し言い換えてみると、食品添加物がどんなものかがよくわかります。
食品添加物とは、食品を作ったり加工する際に「賞味期限を長くする」「安く甘くする」「色鮮やかに見せる」「香りを良くする」ために使われる物質です。
どうでしょうか?少しビジネス的な感じがしませんか?自宅で料理をする際に、意識して食品添加物を使うことは少ないでしょう。
でも、例えば自分が作ったクッキーを売ってお小遣いを稼ごうと思った場合、より長持ちし、安く作れ、見た目も味も香りも良い方が売れますよね?
つまり、食品添加物は本来料理には必要ないが、食品を売ってお金を儲ける一部の人たちにとっては重要な物質なのです。
発がん性のある食品添加物も野放し状態
令和3年1月15日時点で、日本には829品目の食品添加物があります。一方、アメリカでは約1,600品目です。
この数字だけを見ると、日本の方が規制が厳しいように感じられますが、実際には日本とアメリカではカウント方法が異なるため、単純に比較することは難しいです。
食品添加物の規制や承認は国ごとに異なり、世界的に統一されていません。
日本では厚生労働省がこれを監督していますが、驚くべきことに、海外で禁止されている食品添加物が日本では承認されているケースもあります。
例えば、「赤色2号」という着色料は、日本では食用として使用されており、非常に有名です。しかし、アメリカやEU諸国では発がん性や蕁麻疹のリスクが高いため、使用禁止または規制されています。
日本の食文化では「赤い食べ物=縁起が良い」とされることが多いため、美しい「赤」を出すための着色料「赤色2号」は規制されていないのではないかと考えられます。
夏の風物詩であるイチゴのかき氷も、この「赤色2号」と「イチゴの香料」、そして大量の甘味料を溶かした液体をかけて食べていると思うと、少しゾッとします。
また、「悪い油」について触れた記事で紹介した「トランス脂肪酸」も、海外では危険とされているにもかかわらず、日本では野放しとなっている代表的な例です。
トランス脂肪酸とは、マーガリンやショートニングに含まれる悪い油の代表格です。
なぜ太るのか?
ここまで読んでいただいて、「食品添加物」が健康に悪影響を及ぼすことは何となく理解できたかもしれませんが、それが肥満の原因とは別の問題ではないかと感じる方も多いでしょう。
実際には、食品添加物が肥満を引き起こす主な理由は次の2つです。
- 基礎代謝を落としてしまうため
- 食品添加物入りの食べ物に依存してしまうため
基礎代謝を落としてしまうため
これも「悪い油」と同様に言えることですが、健康な人の身体は、その人に最も適した体型を維持するために、日々メンテナンスを行っています。このプロセスを基礎代謝といいます。
しかし、食品添加物を摂取すると、このメンテナンスが正常に機能しなくなります。
身体にとって本来必要のない食品添加物を「毒」として認識し、これを排出したり無毒化するために優先的にエネルギーを使うようプログラムされているからです。
その結果、身体のメンテナンスに使うエネルギーが不足し、基礎代謝が低下してしまいます。これが、食品添加物を摂取することで太ってしまう(痩せにくくなる)原因です。
食品添加物入りの食べ物に依存してしまうため
食品添加物は、食品を売って利益を上げるために使用されることが多いです。これらの食品(加工食品)は、生産者が安く製造でき、購入者がリピートしたくなるように設計されています。
つまり、一度食べたらやめられない止まらないというわけです。
さらに、これらの加工食品には「白い砂糖」や「悪い油」も大量に使用されています。こうした食品に依存してしまうと、健康を損ねるためにお金を払っているようなものです。
これが、現代において肥満が増えている理由の一つです。
このように、食品添加物が肥満を引き起こす原因の一つであることが理解できたかと思います。
じゃあどうすれば良いの?
食品添加物を摂取せずに生活したい方は、以下の3つのポイントを実践してください。
- 加工食品を食べない
- 原材料チェックを習慣化する
- チェーン店で外食しない、コンビニに近寄らない
加工食品を食べない
ここまで述べて来た通り、加工食品の大半には食品添加物が使用されています。「無添加」をアピールしている商品もありますが、基本的には加工食品を避ける!という心構えで生活してください。
原材料チェックを習慣化する
商品を購入する際、必ず商品の原材料名を確認するようにして下さい。
表記方にはルールがあって、「/(スラッシュ)」より右側が食品添加物となります。
原材料名: | 小麦粉、食物油、でん粉、砂糖 / 膨張剤、調味料、炭酸カルシウム、ベニコウジ色素、香料 |
つまり原材料名に「/(スラッシュ)」が無ければ無添加ということになります。
原材料名: | 小麦粉、食物油、でん粉、えび、砂糖、食塩、えびパウダー |
しかし、食品添加物のみで製造されている恐怖の食品は「/(スラッシュ)」が無い場合があるので気を付けて下さい。
原材料名: | 砂糖類(ぶどう等)、酸味料、L-アルギニン、着色料、香料、カフェイン、ナイアシン |
特にエナジードリンク系は食品添加物のみで製造されているものをよく見かけます。
あれでは元気になるどころか、毒薬を服用しているようなものです。
チェーン店で外食をしない、コンビニに近寄らない
原材料チェックを習慣化しても、外食時にはこれが通用しません。外食では原材料表示の義務がないからです。
特にセントラルキッチンで調理し、各店舗へ配送するようなチェーン店(ほとんどのファミレスやファストフード店)では、効率化のために多量の食品添加物が使用されている可能性があります。
営利企業である以上、利益を優先するのは当然のことです。
また、コンビニエンスストアも避けるべきです。コンビニで無添加の食品を探すのは、まるで宝探しのように難しいです。
私が見つけた無添加の食品は、ミネラルウォーター、ゆで卵、一部のお茶、納豆(タレとからしを除く)くらいです。
まとめ
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
以前は私も外食が大好きで、ロードサイドのチェーン店をよく利用していました。今日は牛丼、明日はラーメン、明後日はカレーと、幸せな食生活を送っていました。
しかし、その代償としてお腹には巨大な浮き輪肉がついてしまいました。
そこで壮絶なダイエットを決意し、外食をほとんどせず、健康を意識した自炊生活を始めました。その結果、少し食べ過ぎてもリバウンドしない体質になりました。
現代の私たちにとって、食品添加物や外食を完全に排除するのは難しいですが、一度食生活を見直して基礎代謝が良いサイクルで回るようにすることが大切です。
現在の私は外食もしますし、コンビニにも行き、加工食品も食べます。
必要以上に食品添加物を避けることはしませんが、正しい知識を身につけて自分の身体をコントロールできるようになると、日々の生活で微調整ができるため、激太りやリバウンドの心配が無くなります。
これまで、肥満を招く主犯格として「白い砂糖」「悪い油」「食品添加物」の3つについてシリーズで書いてきました。
このシリーズ内でも触れましたが、単純に痩せたいなら「食べなければ良い」のです。しかし、ダイエットは終わらせ方が最も重要です。
次回は「ダイエットの終わらせ方」についてご紹介しますので、ぜひまたお立ち寄りください。
ありがとうございました。
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