こんにちは。クマった商事の広報担当、熊田久真子(クマ子)です。
本ブログの「食べる」コーナーでは、私が取材先で出会った様々な美味しい料理や、下町ならではグルメ、また個性的なメニューなどを紹介しています。
その日は休日を利用して、西印旛沼の探索へと向かう計画を立てていました。
この探索では大きな西印旛沼一周を歩くため、事前に食事を済ませておく必要がありました。西印旛沼周辺は飲食店が少なく、日没までに一周を終えるには時間との戦いになるためです。
そんなわけで選んだのが京成関屋駅前の「雑賀屋本店」。ここでサッと食事を済ませて、あとは電車の中でしっかり身体を休めつつ(爆睡とも言う)、西印旛沼へ向かうというのが私の計画です。
この時の様子はこちらの記事で紹介しています。
この店は駅そば界で非常に有名な存在です。私も以前から気になっていたものの、地元の方や常連客がお酒を楽しむ場としても人気があるため、少し敷居が高いと感じていました。
しかし、今回は土曜日の11時過ぎに訪れたため、お店は比較的空いており、安心して入店できました。
居酒屋みたいな駅そば屋さん
雑賀屋本店は京成関屋駅と東武スカイツリーライン牛田駅の間に位置します。外観は「酒処」と書かれた赤提灯がかかり、まるで下町の居酒屋のよう。
時間帯によっては、店の前に設置されたテーブル席で常連客が飲み会を楽しむ中、店内では手早く食事を済ませる人々が絶え間なく訪れる様子が見られます。
この店は、飲むにも食べるにも最適な場として、多くの人々に支持されている人気店です。
メニュー看板を見ると、そのメニューの多さに圧倒されました。丼ものから定食、蕎麦やうどんなど、選ぶのに迷うほどの豊富なラインナップが魅力的です。
そんな中、私は口コミで評判の看板メニュー「鶏天太麺そば」を選びました。
待望の「鶏天太麺そば」の到着
店内は広くはなく、カウンター席が5名分、小さな立食テーブルが2名分、そして外には8名が座れるテーブル席があります。これらの限られた席で、店は日々多くの来客を迎えています。
店内の壁には多数の記事や写真が飾られており、過去に多くのメディアに取り上げられた痕跡が見られます。
私が入店した際、偶然にも先客はいませんでしたが、注文してから料理が到着するまでの間にも次々と新たな客が店に入って来ます。
3分ほど待ち、ついに「鶏天太麺そば」が提供されました。
一瞬ボリュームが少ないように見えましたが、実際に食べてみると、この印象は目の錯覚であったと実感することになります。
箸でも掴みにくい脅威の重太麺
まずは出汁から味わおうと思いましたが、レンゲ的なものが見当たらず、思い切って麺から啜り始めました。
この太くて平べったい麺は、「どん兵衛のうどん」を連想させますが、その味わいは一味も二味も違います。田舎蕎麦のような豊かな風味と香りが感じられ、食感は非常にしっかりしています。
麺の太さと重さは、プラスチックの箸では持ち上げるのが困難なほどです。都会の洗練された江戸切り蕎麦とは違う、田舎のワイルドな味わいが楽しめる蕎麦でした。
圧倒的巨大鶏天のインパクト
そして、注目の鶏天です。その驚異的な大きさと重さで、箸で持ち上げるのが一苦労です。
「揚げたて」で火傷するほど熱い鶏天は、カリカリの衣と中から溢れ出るジューシーな肉汁が最高。お肉はとろとろでふわふわ、一口ごとに豊かな風味が感じられます。
食事を進めると、驚くことにそばの量がほとんど減っていないことに気づきます。
この巨大な鶏天のせいで、全体的にボリュームが少ないように見えたのですが、それは完全に目の錯覚であったことを痛感しました。
完食の瞬間
鶏天と蕎麦をすべて平らげた後、勢いよく出汁を飲み干しました。
この出汁は関東風で濃い目の味付けですが、鶏天から滲み出る旨みたっぷりの脂が加わり、マイルドで美味しい味わいに変わります。
また、太麺のそばの切れ端が口の中でワイルドなインパクトを与えます。気づけば出汁を完飲してしまっていました。
まとめ
今日の食事は、本当に満足いくものでした。本当にお腹いっぱいで、西印旛沼までの電車ではバッチリ爆睡ができそうです。
巨大な鶏天と太麺蕎麦、そしてしっかりと効いた出汁の味わいは、思わず全部食べ尽くしてしまうほど。特に鶏天のジューシーさと出汁の豊かな風味が絶妙で、最後の一滴まで飲み干すほどでした。
皆さんもぜひ「雑賀屋本店」で、この巨大でジューシーな鶏天とコシのある太麺そばを味わってみてください。その満足感と深い味わいが、あなたを虜にすること間違いなしです!
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