鎌倉を訪れるということは、ただ古都の美しい景色を楽しむだけではなく、その地の文化や食に深く触れる旅でもあります。
長い散策の後、お腹がペコペコになった私は、食事処を求めて小町通りを歩きました。しかし、観光地特有の強気な価格設定に心が揺れました。
この日は銭洗弁天をお参りし、お金が増えますように〜とお願いしたばかりなのです。
ここは”せっかく来たから”という甘えで自分に高価な食事を奢ってやるわけにはいきません。
この時の様子はこちらの記事に掲載しています。
そんな時、ふと思い出したのがサイゼリヤです。日本全国どこでも変わらぬ価格で美味しい料理と質の高いサービスを提供してくれるこのレストランは、まさに私が探していた答えでした。
そして「鎌倉っぽいメニューをサイゼリヤで堪能できないか?」という挑戦が始まりました。
鎌倉は海と山に囲まれた地形です。そのため海の幸にも山の幸にも恵まれています。また古都である鎌倉は様々な歴史や文化を通して、訪問者を多くの彩りで楽しませてくれます。
つまりこの「海の幸」「山の幸」「多くの彩り」をサイゼリヤのメニューで表現できれば良いと考えました。なんだか勝てる気がします。
まずは喉の渇きを潤しつつ、サイゼリヤの鎌倉っぽいメニューを選びます。
生ビールはどうせ飲むので最初から2杯注文しました。
さて、こちらが私チョイスのサイゼリヤ鎌倉っぽいメニューです。
田舎風ミネストローネ、ムール貝のガーリック焼き、ラムと野菜のグリルです。美しい。
田舎風ミネストローネ:温もりある一皿
まずはミネストローネから頂きます。
このスープは、たっぷりの野菜が入ったミネストローネで、野菜の甘みが溶け込んだスープとホクホクとしたお豆の食感が最高です。
疲れた身体にじわっと染み渡ります。パンを浸して食べても最高に美味しいでしょう。
まるで鎌倉の山からの恵みをそのまま味わっているかのようです。
ムール貝のガーリック焼き:海の香りを楽しむ
続いてムール貝を頂きます。
今日は海には行きませんでしたが、鎌倉といえば海の幸も欠かせません。
ムール貝のガーリック焼きは、ガーリックの効いた香ばしい香りと共に、磯の風味が口いっぱいに広がります。
この料理だけで一瞬にして湘南海岸にいるような錯覚に陥りました。
これはワインとの相性抜群です。
ラムと野菜のグリル:肉の芳醇な味わい
最後はラムと野菜のグリル。
私自身、正直あまりラムが得意ではないのですが、これはラム特有の香りは控えめで、非常に食べやすい一皿でした。
野菜の甘みとシャキシャキ感、そしてラム肉の柔らかさが絶妙にマッチしており、まるで鎌倉の大地を味わっているような満足感を得られました。
この料理にはビールです。ビールとの相性が最高です。
まとめ
この日のサイゼリヤでの食事は、鎌倉の自然の恵みとその地の文化を予想外の形で堪能することができました。
鎌倉散策後の食事に、少しでも地元の風情を取り入れたいと考えているなら、サイゼリヤのようなチェーン店であっても、工夫次第で地域の味を楽しむことが可能です。
今回の経験で、どのような場所でもその地域の風土を感じ取ろうとする心があれば、サイゼリヤ様の力によって手軽にその土地ならではの味わいを楽しむことができるということを学びました。
手軽に?ん? 結構いったか?
(生ビール追加したせいか?)
この記事が鎌倉を訪れる皆さんにとって、ただ食事をするだけではない、もっと深いグルメ体験を求めるヒントになれば幸いです。
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