今回は千葉県成田市にある「國之家」で天ぷら定食をいただいた。
ここは成田山新勝寺にお参りに行った際に見つけた宝石のような場所である。
成田山新勝寺へは朝早く出発し、その壮大な境内を3時間ほど散策した。参拝者で賑わう参道を歩き、歴史ある建物や美しい庭園を堪能した後は、さすがに疲れを感じていた。
成田山散策の様子はこちらの記事で紹介しています。
参道沿いには多くの食事処があるが、15時過ぎという中途半端な時間にもかかわらず、どの店も混雑していて、しかも価格が全体的に高めに設定されているように見えた。
そんな中、目に留まったのが國之家だった。店の外観は落ち着いた雰囲気を醸し出しており、価格もリーズナブル。ラッキーなことに、店内にはまだ空席があったため迷わず入店を決めた。
注文したのは天ぷら定食。
この日は海老3本に、茄子、キス、カボチャ、春菊、さつまいもが盛り合わされていた。
一つ一つが丁寧に揚げられており、サクサクとした食感と中のほっこりとした甘みがたまらない美味しさを提供してくれた。
特に印象的だったのは、レモンをかけて特製の塩(カレー、抹茶、山椒)で味わうスタイル。抹茶塩が特にお勧めで、天ぷらとの相性が抜群。さっぱりとした中にも深い味わいが楽しめた。
なお、天つゆが欲しい場合には店員さんが持ってきてくれる配慮もありがたかった。また店員さんは料理の説明も丁寧にしてくれ、非常に親切だった。
お吸い物は少し塩辛いかなと感じたが、たくさん歩いて体力を消耗した後なので、不思議とその塩加減がちょうど良く感じられる。参拝者への配慮なのかもしれない。
事前にGoogleマップでこの店の口コミをチェックしていたが、中には「提供が遅い」という声もあった。しかし我々が訪れた際には、注文してからわずか10分程度で料理が提供された。
調理をスムーズに行なって頂くため、我々夫婦が同じメニューを注文したことが良かったのかもしれない。私はむしろ注文を受けてから一つ一つ丁寧に作ってくれる証拠だと感じた。
食後の満足感は大きく、支払いの際にはクレジットカードが使用できる点も便利だった。
成田山新勝寺への参拝は、心の洗浄を経験するとともに美味しい食事で体も心も満たされる、素晴らしい一日となった。
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