蒙古タンメン中本のカップ麺、気になるけど「辛味オイルって入れないとまずいの?」と迷っていませんか?
この記事は、中本未経験だけど辛いものはわりと好き、でも実店舗はちょっと…という方に向けて、実際に“辛旨オイルなし”で食べた体験をもとに、その味や満足度をレビューしたものです。
辛旨オイルを入れない状態でどれくらい辛いのか、オイルを後から入れたら何が変わるのか。その答えがこの1記事にまとまっています。自分に合った食べ方を知りたい方の参考になれば嬉しいです。
蒙古タンメン中本、カップ麺で初挑戦してみた
辛党なのに中本に行かなかった、ちょっと特殊な理由

私は自他ともに認める“辛党”なのですが、実は蒙古タンメン中本には一度も行ったことがありません。
理由は「怖いから」ではなく、その逆で「どうせ満足できないだろうな」という確信のようなものがあったからです。
私は辛さに対する感覚がちょっとバグっているので、わざわざ中本まで行って「これくらいか…」と感じてしまったら申し訳ないような気がして、距離を置いていました。
そんな私が初めて手に取ったのが、セブンイレブンで販売されていた蒙古タンメン中本のカップ麺でした。
辛いものが好きな人ほど「食べたことあるでしょ?」と聞かれる

辛いものが好きだと言うと、かなりの確率で「中本行ったことありますか?」「北極いけます?」と聞かれます。
周囲も当然のように「中本=辛党の聖地」と認識しているので、行ったことがないと言うとちょっと意外な顔をされることもあります。
「辛いの好きなのに中本知らないの?」といった空気感もあり、ある意味“通過儀礼”的に扱われている印象すらあります。
そういう意味でも、どこかで中本と向き合う機会を作らなければ…という気持ちはずっとありました。
セブンで見つけたカップ麺が、中本デビューのきっかけに

そんなときに出会ったのが、セブンイレブンで見つけた蒙古タンメン中本のカップ麺でした。
「これなら店に行かなくても中本の味を体験できる」「もし物足りなくてもカップ麺なら気軽に楽しめる」と、そんな軽い気持ちで手に取りました。
パッケージもインパクトがあり、黒くてゴツめの辛旨オイルが添えられているのも中本っぽさを感じさせてテンションが上がります。
店舗デビューにハードルを感じていた私にとって、カップ麺はまさに“蒙古デビューにぴったりな入口”だったと感じました。
「辛旨オイルを入れない」でまず食べてみた
見た目は普通の味噌ラーメン、豆腐が印象的

お湯を注いで5分。ふたを開けた瞬間、見た目は完全に“普通の味噌ラーメン”でした。
具材としては大きめの豆腐がゴロッといくつも入っており、野菜もそれなりにしっかりしています。スープの色味はそこまで赤くなく、どちらかといえば茶色寄り。
「これ、本当に蒙古タンメン?」と思ってしまうくらい、辛さを感じさせないビジュアルでした。特に辛旨オイルを入れない状態では、“見た目だけなら誰でも食べられそう”な一杯です。
驚くほど完成度が高く、辛旨オイルなしでも普通にウマい

まずはスープを一口。これが驚くほどしっかりした味で、辛旨オイルを入れなくてもすでに完成していると感じました。
味噌のコクが深く、野菜や豆腐の旨味もバランスよく溶け込んでいて「これだけで一杯のラーメンとして成立してる」と素直に思いました。
カップ麺とは思えない丁寧な作りで、正直なところ「辛旨オイル、いらないのでは?」とすら感じたくらいです。
辛さゼロではないけど、担々麺よりマイルドで食べやすい

とはいえ、まったく辛さがないわけではありません。スープの表面にうっすらと赤い粒子のようなものが浮かんでいて、ピリッとした刺激は確かに感じます。
ただし担々麺レベルの辛さを想像している方にとっては、むしろ「控えめだな」と思う程度。
辛いものが苦手な方には“ピリ辛以上”に感じられるかもしれませんが、一般的な辛さ耐性があれば問題なく食べきれると思います。
私のように辛味耐性がバグってる人にとっては、「ほぼ辛さゼロ」に近い体感でした。
途中で辛旨オイルを投入→味と世界が変わった
スープが一気に真っ赤に染まり、“中本感”が爆発

スープを半分ほど飲んだところで、付属の辛旨オイルを投入してみました。
封を開けた瞬間、すでにただならぬ雰囲気が漂い、ドロッとした赤黒いオイルがスープに広がる様子は、まさに「中本の本気」を感じさせるものでした。
ぐるぐるとかき混ぜると、さっきまでの茶色っぽい味噌スープが一気に真っ赤になり、見た目のインパクトがガラッと変わります。
まさに“蒙古感”爆発。視覚的なインパクトも含めて、まるで別物に仕上がりました。
コクと刺激が増して、辛党でも満足できるレベルに

スープの色だけでなく、味も一気に変化します。
味噌のベースに辛旨オイルが加わることで奥行きのあるコクとじんわりとくる刺激が加わり、まるで“別の一杯”を食べているかのような感覚になりました。
私はかなりの辛党なので正直なところ辛さは物足りませんが、「あ、ちゃんと中本してるな」という納得感はしっかりありました。
辛いものが得意な方でも、「これはこれでアリ」と思える、満足感のある仕上がりです。
入れる量やタイミングで“調整できる楽しさ”がある

この商品の大きな魅力は、「自分で調整できる余白」があることだと感じました。
最初は辛旨オイルを入れずに味噌の旨味を楽しみ、途中で“刺激”を足す。人によっては少しだけ、あるいは全量投入したり、あえて残したりと、好みに応じて変化をつけられるのが楽しいです。
特に辛いものが苦手な方でも「ちょっとだけ試してみる」という選択ができる点は、とても親切な設計だと思いました。辛さに“段階がある”というだけで、ぐっとハードルが下がる一杯です。
「辛旨オイル入れない」選択は、全然アリだった
辛さが苦手な人でも“オイルなし完食”できる優しさ

辛旨オイルを入れない状態でも、蒙古タンメン中本のカップ麺はしっかりと完成されていました。
「中本=激辛」というイメージがあるため、辛さが苦手な方にはハードルが高く見えるかもしれませんが、このカップ麺はその不安をやわらげてくれます。
ピリ辛感はあるものの、極端に辛さが際立つことはなく、味噌の旨味を中心としたバランスの良いスープが楽しめます。辛いものに自信がない方でも、安心して完食できる味わいだと思いました。
逆に辛党は“途中投入”で味変するのがちょうどいい


辛いものが好きな方にとっては最初から辛旨オイルを入れてしまうよりも、“途中で入れる”方がむしろ楽しめるかもしれません。
前半は味噌ラーメンとしての旨味をじっくり味わい、後半から辛さを追加して一気に“中本感”を爆発させる。この味変こそがカップ麺ながらの楽しさだと感じました。
自分好みの辛さに調整しながら食べ進められる設計は、単なるインスタント麺以上の満足感を提供してくれます。
コンビニで買えるクオリティとしては正直すごい完成度


蒙古タンメン中本の実店舗に行ったことがない私でも、「これは相当こだわって作られている」と素直に感じました。
スープの厚み、具材の満足感、味の変化の楽しさ。いずれもコンビニ商品とは思えないレベルです。
辛旨オイルを入れる・入れない、どちらの選択肢でも美味しく成立するというのは、非常に完成度の高い設計だと思います。
「中本が気になるけど怖い…」という方には、まずこのカップ麺をおすすめしたい。まさに“優しい蒙古入門”として、非常に良くできた一杯でした。
まとめ

蒙古タンメン中本と聞くと「激辛」「無理かも」と感じてしまう方も多いと思います。私自身辛いものは得意ですが、それでも中本には一歩踏み出せずにいました(特殊な理由ですが)。
でも今回カップ麺で初めて“中本”を体験してみて、思った以上に優しく作られていることに驚きました。
特に辛旨オイルを入れない状態で食べたときの完成度の高さには、正直びっくり。
辛さが苦手な方でも安心して食べられるし、辛党なら途中からオイルを入れることで“中本っぽさ”もちゃんと楽しめる。まさに、どんな人にも入り口を用意してくれている一杯です。
実店舗にはまだ行けていない。でもこのカップ麺があれば“ちょっと中本をかじってみた”くらいの満足感は得られます。
コンビニで手軽に買えて好みに応じて調整できる。そんなやさしい構造が、中本への最初の一歩をぐっと軽くしてくれました。
気になっているけど踏み出せなかった方、まずはこの一杯で“蒙古デビュー”してみるのはいかがでしょうか。おすすめです。
編集後記

今回は「蒙古タンメンのカップ麺、辛旨オイル入れないでも激ウマだった件」というテーマで記事を書きました。ちなみに記事内では“辛味オイル”と表現していますが、実際の名称は「辛旨オイル」になっているようです。その点だけ、どうか読み替えていただければと思います。
さて、私は普段からかなり辛さに強いタイプで、CoCo壱の20辛は余裕で完食できるくらい、辛さに対する感覚がバグっています。そんな自分だからこそ、逆に蒙古タンメン中本にはなかなか行けていませんでした。

「どうせ自分には物足りないだろう」という妙な確信があり、店舗に行くより先にカップ麺を試してみたのが今回のきっかけです。
正直、食べる前は「激辛に見せかけて実はそんなに辛くないんじゃないか」と若干ナナメな気持ちでいましたが、結果としてこのカップ麺、かなり完成度が高くて驚きました。辛さのコントロールができる構成になっていることも含めて、「これ、すごくよくできてるな」と感心しました。
激辛メニューって、基本的にはマニア向けで商売になりにくいはずなんですが、中本はそれをしっかり成立させている。激辛に見せかけてちゃんと万人向けの美味しさも持っている。そのバランス感覚にちょっと感動すら覚えました。
今回が私にとっての“中本デビュー”だったわけですが、これをきっかけに今度はぜひ店舗にも行ってみたいと思います。お店の近くに立ち寄ることがあれば、そのときは本家・中本の味に正面から向き合ってみたいですね。
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