こんにちは。クマった商事の広報担当、熊田久真子(クマ子)です。
本ブログの「食べる」コーナーでは、私が取材先で出会った様々な美味しい料理や、下町ならではグルメ、また個性的なメニューなどを紹介しています。
その日、私は新しくなった埼玉県八潮市役所の食堂「まんてん食堂」に行ってきました。実は、八潮市役所が最近リニューアルし、新庁舎内には地産地消のレストランがオープンしたという噂を聞いたからです。
今回はこの「まんてん食堂」でのランチについてご紹介したいと思います。
八潮市：秘境から住みやすい街への変貌
埼玉県八潮市は県の東端に位置し、草加せんべいで有名な草加市と、三郷ジャンクションで有名な三郷市に挟まれた、人口約9万人の小さな街です。
2005年に開業したつくばエクスプレス八潮駅ができるまでは、市内に鉄道駅が一つもないという、まるで秘境のような場所でした。
しかし、つくばエクスプレスの開業により都心へのアクセスは劇的に向上しました。秋葉原までわずか17分で行けるため、八潮市は住みやすい街としても知られるようになりました。
そして、八潮市庁舎も変貌を遂げました。かつてはローカルな雰囲気が漂っていましたが、2023年10月末、ついに新庁舎が完成したのです。
新庁舎は近代的でとても立派です。目の前には公園が広がり、市民の憩いの場としても魅力的です。
八潮市新庁舎でカフェ風ランチタイムを楽しむ
今回訪れる「まんてん食堂」は、新庁舎2階の吹き抜け部分に位置しており、ガラス張りの店舗がまるでカフェのようです。
赤い壁と白いテーブルで統一された店内は明るく清潔感があり、役所の食堂とは思えないおしゃれな空間でした。
店内は広く、テーブル席やカウンター席もあり、充電用のコンセントまで設置されているのは嬉しいポイントです。
今回は平日の11時過ぎに訪れましたが、店を出る頃にはお昼時で多くの客が入ってきました。しかし12時代でも満席にはなっていない様子だったので、今ならまだゆっくりとお食事を楽しめるでしょう。
ただし、市役所内の食堂なので平日のみの営業です。訪れる際には注意が必要です。
豪華絢爛な「まんてん御膳」
私が今回注文したのは「まんてん御膳 ご飯大盛り」。1,380円と少し高めの価格設定ですが、その内容とボリュームには驚かされました。
この日の「まんてん御膳」はハンバーグコンボで、おろしハンバーグ、唐揚げ、一口カツ、ハンバーグ、ナポリタン、ポテト、ひじき煮、漬物とバラエティ豊かな料理が揃っていました。
注文してから5分ほどで提供され、味噌汁以外の料理は熱々といった感じではありませんでしたが、どれもしっかり工夫されていてとても満足できる内容です。
いざ！「まんてん御膳」を食す！
まず味噌汁を頂きます。たっぷりのわかめと油揚げが入っており、出汁がしっかりと効いています。味噌は少し甘めで、麹の風味が感じられる優しい味わい。
ネギは新鮮で、つんとした甘い香りが鼻をくすぐります。お母さんが作るような懐かしい味で、飲み干してもお椀から湯気が立ち上る温かさが心地よかったです。
サラダにはシャキシャキとした新鮮な八潮市産の野菜がたっぷり盛られ、酸味の効いたドレッシングがかかっています。
野菜そのものの甘さと水々しい食感が際立ち、一品として十分に楽しめるクオリティです。手を抜かず、丁寧に作られているのが分かります。
唐揚げは片栗粉でカリッと揚がっていて、香ばしい香りが食欲をそそります。醤油ベースの味付けは濃すぎず薄すぎず、絶妙なバランスで仕上げられています。
お茶碗を覆うほどの大きさで、一口目から満足感が広がります。
一口カツは甘みのある味わいで、どこか懐かしい味がしました。お弁当に入っていたような親しみやすさがあり、唐揚げやハンバーグと比べると控えめな存在ですが、ご飯との相性は抜群です。
おろしが乗ったハンバーグは厚みがあり、切った瞬間に肉のジューシーさが溢れ出します。ビーフの香りが鼻をくすぐり、しっかりとした噛みごたえがありながらも硬くありません。
ふんわりと炊けた八潮市産の甘いご飯と一緒に食べると、口の中で絶妙にマッチします。
八潮市産ふわふわご飯の罠
ハンバーグが美味しすぎて、大盛りで注文したはずのご飯があっという間になくなってしまいました。八潮市産のお米は想像以上にふわふわしていて、どんどんお腹に入ります。
まだハンバーグも一口カツも、ひじき煮も残っているのにご飯が尽きてしまうという大失策。
このお店ではご飯の大盛りが＋50円、漫画盛りが＋200円です。流石に漫画盛りは躊躇して大盛りにしたのですが、超絶後悔しました。
しかし、まだナポリタンが残っているので、炭水化物があれば戦えます。私は残りのおかずをナポリタンで流し込みました。
ナポリタンは付け合わせとは思えないほどのボリュームで、小洒落たイタリアンなら一人前として出てくる量です。甘みのあるトマトソースがしっかりと絡んでいて、美味しかったです。
ひじき煮も有り合わせではなく、しっかりと煮込まれていて手作りの味わいが楽しめました。
「まんてん食堂」の魅力と満足度
スタッフの対応も丁寧で親切でした。オーダーはQRコードから行い、会計も電子決済やクレジットカードが使えて便利です。
メニューは非常に豊富で、QRコードを読み込むとスマホ画面上でランキング形式で表示され、次回は口コミでも好評のカレーライスを試してみたいと思います。
このお店では八潮市の地産食材を使ってしっかり調理されているため、一般的な役所の食堂に比べると値段は高めですが、私はその価値があると感じました。
まだオープンしたてという事もあり、厳しめの口コミや評価も見られますが、私は大満足でしたし、人に紹介したいと思える素敵なお店です。
まとめ
新しくなった八潮市役所の食堂「まんてん食堂」でのランチは、味もサービスも大満足でした。
新鮮な地産食材を使った多彩なメニューと、丁寧なスタッフの対応が印象的です。特にハンバーグやサラダなど、一品一品がしっかりと工夫されており、その価値が感じられる内容でした。
ただし市役所内の食堂なので、営業時間には注意が必要です。平日のみの営業となっているため、訪れる際は事前に確認してからお出かけください。
ぜひ一度訪れて、八潮市の魅力を感じる美味しいランチを楽しんでみてください。
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