こんにちは。クマった商事の広報担当、熊田久真子(クマ子)です。
本ブログの「食べる」コーナーでは、私が取材先で出会った様々な美味しい料理や、下町ならではグルメ、また個性的なメニューなどを紹介しています。
今回のゴールデンウィーク、私は北海道から遊びに来た両親を連れて千葉県鋸南町へ小旅行へ行ったのですが、私たちは小旅行の目的地として隠れ家カフェ「カフェグローブ」を選びました。
私も両親も自然が大好きなタイプなので、この小旅行では静かな場所でゆったりとした時間を過ごしつつ、久々に会った家族との会話を楽しみたかったからです。
今回はこの時の様子をお伝えしたいと思います。
なお、千葉県鋸南町への小旅行の様子はこちらの記事で紹介しています。
挑戦への道のり
このカフェはJR内房線の佐貫町駅から徒歩で30分弱の距離にあり、東京湾観音がある山の麓に位置しています。
しかし、実際に訪れるには迷路のような畑の畦道や曲がりくねった山道を抜ける必要があり、その道のりはまるで冒険のようです。
私たちはこのカフェから僅か2kmほど離れた砂浜で散策を楽しんだ後にここへ向かいましたが、意外と複雑な道のりで、迷いに迷って30分もかかりました。
カーナビでは正確にたどり着くことが難しいので、Googleマップを活用するか、カフェの近隣まで来ると設置されている、可愛らしい案内看板を頼りに進むのがおすすめです。
カフェグローブの魅力
山道を進みながら、「本当にこの先にカフェがあるのだろうか？」という疑問が頭をよぎります。
しかし自分を信じてひたすら進むと、突如「CAFE GROVE」と記されたスタイリッシュな看板が現れます。
そこには8台分程度の小さな駐車場だけがあり、それ以外は何もないように見えます。
しかし、駐車場の奥にある切り通しの先には美しい庭が広がっており、さらに石畳の道をたどると魅力的な小屋が姿を現します。これが「カフェグローブ」です。
このカフェは木々に囲まれ、まるで自然の一部であるかのよう。内装は温かみのあるデザインで、どの席からも庭の緑を楽しむことができます。
テラス席では、直接太陽の光を浴びながら、周囲の自然と一体感を得ることができます。
味わい深い料理と選び抜かれたコーヒー
私が選んだイチゴマフィンは甘さ控えめで、温かい状態で提供されるのが特徴です。
ふんわりとしたマフィンの外側には一部サクサクしたシュー生地があり、この対比が食感の楽しさを引き立てます。
イチゴの自然な甘みと酸味が、甘さ控えめの生地にさりげないアクセントを加え、そしてマフィンの中に隠れたサワークリームが現れると、味わいに豊かな変化をもたらします。
まるで小さな物語を楽しんでいるかのような完成度を感じさせてくれました。
コーヒーは中深煎りのブラジル・ビアタンで、その香ばしい香りと滑らかな口当たりが際立っています。私には苦味が少なく、体にすんなりと馴染む感じがして、とても心地よい感覚を味わえました。
母とシェアしたベイクドチーズケーキは、チーズの豊かな香りとクリーミーな口当たりが絶品でした。焼き目が付いた面は香ばしく、反対側はより滑らかでクリーミーな味わいが楽しめます。
二つの異なる食感と味を交互に味わうのがおすすめです。
父のレモンケーキも一口もらおうと思っていたのですが、気がついたらすでに完食されていて、私が味わうチャンスはありませんでした。
自然とのふれあい
ここでは鳥の声や風が木々を揺らす音、豊かな緑、川のせせらぎ、そして遠くから聞こえる波の音に囲まれて、のんびりとした時間を過ごすことができます。
カフェは訪れる人々で賑わっているにもかかわらず、自然に囲まれた静かな空間が維持されています。
このおかげで人工的な音や雑踏が気にならず、美味しいコーヒーやスイーツを味わいながら、静かに会話を楽しむことができる、魅力的な場所です。
私たちは訪れませんでしたが、ここから歩いてすぐの海岸へも行けるそうです。
さらに敷地内には「小さい美術館」と呼ばれる私設の美術館があり、ブランチの後には美術品の鑑賞も楽しむことができます。
心に残る体験
カフェグローブは森の奥深くに佇む、訪れる全ての人に心温まる時間を提供してくれる素敵な隠れ家カフェです。
このカフェでのひと時は、日常を忘れて心を新たにするのにぴったり。自然に囲まれた静かな空間が、訪れる人々に深い安らぎと満足のひと時をもたらしてくれます。
ここへの道のりは少し大変かもしれませんが、たどり着いたときに感じる穏やかさとその美しさは、すべての苦労を忘れさせてくれるでしょう。
この隠れた場所をあなただけの特別なスポットとして、ぜひ訪れてみてください。きっと心に残る体験が待っています。
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