こんにちは。クマった商事の広報担当、熊田久真子(クマ子)です。
本ブログの「食べる」コーナーでは、私が取材先で出会った様々な美味しい料理や、下町ならではグルメ、また個性的なメニューなどを紹介しています。
今回、私は沼ガールプロジェクトの取材で古利根沼へと向かう途中、取手に立ち寄りました。
この街からは利根川を渡って目的地へと進む予定ですが、その前に取手の名物料理を味わうべく、「伊勢利」というお蕎麦屋さんに足を運びました。
古利根沼訪問についてはこちらの記事で紹介しています。
「伊勢利」は、取手大師の目の前に位置し、地元民に愛される老舗のお蕎麦屋さんです。店内に一歩足を踏み入れると、その静かで広々とした空間が迎えてくれます。
このお店の看板メニューは何といっても「大師弁当」です。今回の記事では、この特別なお弁当をいただいた体験について詳しくお伝えします。
店内の雰囲気
店内は昔ながらの趣を残す内装で、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと食事を楽しむことができます。
テーブル席は四つ、小上がりのテーブルが三卓設けられており、また一人での訪問者も快適に過ごせる一人席が完備されています。この静かな空間で、食事の一瞬一瞬をじっくりと味わうことができます。
ゴールデンウィーク中の昼過ぎに訪れた際は、先客が2組いましたが、その後も常連さんがちらほらと訪れるものの、皆さっと食べてさっと出て行くため、店内は常に広々としていました。
メニューは全体的にリーズナブルですが、今日の訪問ではすでに注文する料理が決まっていました。私が選んだのは、その名物「大師弁当(¥1,100)」です。
大師弁当、驚愕の登場シーン
大師弁当が運ばれてきた瞬間のインパクトは圧倒的でした。
目の前に現れたのは、巨大なだるま。そのユニークなデザインと、丸い瞳がこちらを見つめる様子は、見る人すべてを魅了します。
旅先でこんなにも印象的な光景に遭遇するとは想像もしていませんでした。天ぷら定食が乗った巨大なダルマが目の前に置かれるという驚きは、言葉にしがたい感動を伴います。
さらに、二段重ねの器を開けた時の驚きも格別です。
上段を持ち上げると、湯気を伴って現れる天ぷらそばが目に飛び込んできます。この一連の演出が、食事の期待を高め、楽しみを一層深めてくれました。
下段：天ぷらそばを食す
下段に現れたお蕎麦は見た目にも美しく、柔らかく茹でられており、シンプルながらも優しい味わいが楽しめました。
つゆは少し甘味が感じられるお味で、そばとの調和が取れていて、一口ごとに穏やかな風味を感じることができます。
特に驚きだったのは、お餅の存在。つゆにしみた柔らかいお餅を楽しんだ後に、そばをすする食感は格別で、その組み合わせが非常に魅力的でした。
海老の天ぷらはつゆをしっかり吸って、衣がふわっと柔らかくなっています。食べ応えのある海老と軽い衣のコントラストが興味深く、一見相反するようでいて、それが新たな美味しさを生んでいます。
上段：天ぷら定食を食す
上段の天ぷらは、そのサクサクとした食感が際立っていました。
なす、いも、かぼちゃ、ピーマンを使用した天ぷらは、外側はカリカリに、内側はふっくらと仕上がり、野菜の自然な甘みが美味しさを引き立てています。
天ぷらには味がついていないため、下段のそばつゆに浸して食べるのがおすすめです。このつゆが天ぷらに絶妙な味わいを加え、白米と一緒に食べるとさらに美味。
白米には黒ゴマが振りかけられており、これが素晴らしいアクセントになっています。
煮物にはさつま揚げ、こんにゃく、椎茸、切り干し大根が使われており、じっくりと煮込まれることで深い味わいが染みわたっています。
これらの具材が持つ豊かな風味が、煮物全体の美味しさを一層引き立てています。
コスパの高さと食後のひととき
このお弁当のコストパフォーマンスは非常に高く、量も質も十分満足できます。食後にサービスで提供されるコーヒーが、素敵な食事の締めくくりとしてぴったりです。
身も心も満たされること間違いなしです。
また、お店の前の桟橋から渡し船に乗る際には、ゆったりとした時間を過ごしながら船の出発を待つのもおすすめです。
このお店の美味しい料理と居心地の良い雰囲気に魅了され、ぜひまた訪れたいと強く感じました。
まとめ
取手の「伊勢利」で味わった大師弁当は、そのボリュームと驚きの演出で記憶に残る体験となりました。個性的な器と共に提供される絶品の料理は、味覚だけでなく視覚にも訴えるものがあります。
お店の落ち着いた雰囲気と、丁寧なサービスも相まって、訪れる全ての人に安らぎと喜びを提供します。
ぜひ皆さんも「伊勢利」を訪れて、この素晴らしい大師弁当の体験を自身で味わってみてください。記憶に残る味と心温まるおもてなしは、きっとあなたにも特別なひと時を提供してくれるはずです。
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